飯盛山楠公寺は昭和25年に開山された比較的新しいお寺ですが、寺の立つ場所は旧字名で「馬場」と呼ばれ、その名のごとくかつては馬置き場でした。
黒龍大明神への道 |
楠公寺から舗装され拡幅された道を南へ進むと、黒龍大明神への小道が分岐しています。
黒龍大明神 - Googleマップ
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楠公寺最古の石造遺物
滝谷楠水(湧き水)の源流部 |
Googleマップに「黒龍大明神」の地名(リスティング)が追加され、写真が1枚だけ公開されていました。車道沿いのため、これがなかったらいつまでも訪問することはなかったでしょう。
不動明王の石碑と石仏群 |
黒龍大明神の磐座が祀られている奥に小道が続いていて、その先に不動明王をはじめとする石仏が並べてありました。
不動明王(左)天蓋付きの坐像(右) |
左端には自然石に「不動明王」と刻まれた石碑、そして小石仏が並んでいます。中央の石仏には上部に突起が見られることから、石棺の一部だったのかもしれません。興味深い点は、五体それぞれ異なった形式(形状)ですが、共通してお顔の表情が丸みを帯びた方形、ふくよかで穏やかだということです。
立像(阿弥陀) |
坐像(上部に突起物) |
小石仏(印相を結ぶ?) |
石仏前の小道をさらに南へ進むと滝谷楠水に通じているようです。飯盛山背後の滝谷を南下するルートは、三好長慶が飯盛城を本拠地としていた頃から存在する古道で、湧き水から馬場への道と桜池から千畳敷へ出る道に分かれていたと云います。
詳しくはここで。
参考文献
歴史散歩道大東(大東市教育委員会)
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