北浦の辻・二尊仏(交野市傍示)

北浦の辻


交野三山とくろんど園地の間は「おおさか環状自然歩道」の一部が結んでいます。初夏はキトラの水田に水が張られ、色とりどりの草花が咲き乱れていました。


環状自然歩道
環状自然歩道にて


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キトラは北浦(キタウラ)の転訛



キトラの水田
キトラの水田



傍示は大阪側と奈良県側に分かれて存在し、素晴らしい棚田景観を楽しめます。ここ北浦は放棄地がチラホラしますが、まだまだ現役の水田が多い地域です。


二尊仏
二尊仏



環状自然歩道として整備されている田んぼの畦道が分岐する場所に、方形石を3cm程掘り窪めて、阿弥陀さんと地蔵さんの立像を浮彫りにした石仏が大切に祀られています。資料によると、形状から室町時代後期頃の石がん仏であろうと推測されています。


五輪塔地輪部
五輪塔地輪部(残欠)



よく見ると石仏に向かって左の大岩上部に、五輪塔の地輪部のみ残されていました。ここにも坐像と思われる二尊が薄肉彫されています。


もう一つの二尊仏
もう一つの二尊仏



さらに、辻を南へ10m程歩いたところの斜面にも双体石仏を見ることができます。こちらは、やや縦長の板碑状(?)の花崗岩で、かなり風化が進んでおり下部の様子は全く分かりません。


二尊仏(縦長、板碑状)
二尊仏(縦長、板碑状?)



恐らく立像と思いますが、まったくのツンツルテン。資料によると、この石仏の置かれた後方は八葉蓮花寺の僧坊の一つで、「栴檀坊」の跡地であると伝えています。


  • 訪問日[2016.06.04]

  • 参考文献
    交野市の石造文化財2-群津・森・寺・傍示・星田地区編-

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