交野市星田九丁目「四辻の石仏」

交野市は大阪府下にあって里山の自然が豊かに保全されています。山は聖なる場所として信仰の対象となり、数多くの石造遺物が残されています。それらの多くは星田の村々にも降りてきて、さりげない場所にそっと佇んでいます。


二尊仏箱仏
星田九丁目の四辻、二尊仏の箱仏が祀られています。



この場所はGoogleマップでも確認できるのですが、肝心の石仏は通りがかりの車に遮られて見ることができません。



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一瞬行き止まりのような四辻

ドンツキ
遠くから見るとドンツキのように見える。



JR星田駅の南口を出て東に進んで歩いていくと、最初に出合うのが「星田」の交差点、星田小学校の南の道路を進んで星田公園を過ぎると最初に紹介した星田九丁目の四辻となります。しかし、いずれも十字の形にはなっておらず、複雑な形状をしています。近くに来るまで、そこが交差点(辻)であるとは分かりません。


南北朝時代、戦国時代とこの地は主戦場となったために細く迷路のような通りを形成し、城や要塞のような街づくりになったと云います。


星田九丁目の四辻を北に進むと星田(しょうでん)寺、南へは星田妙見宮へ通じており、平和な時代には多くの参詣者が行き交う交差点だったようです。


道標
四辻の北東部に立つ道標(妙見道と刻む)



電柱と看板に寄り添うように石造の道標が立っていました。この道標は最初に掲げたストリートビューをぐりぐり回していただけるとみることができますよ。


二尊仏
方形の二尊仏(星田地域でよく見かける形式)



お花は供されておらず茶碗一杯の水もありません。しかし、そんな忘れ去られたように静かに佇む石仏が、ひっきりなしに通過する自動車を見守っているのでした。

  • 訪問日[2016.05.05]
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